2008年01月27日

焼酎の水割り

 今日は焼酎の水割りについて書いていきます。

 多くの方が水割りというと、グラスに氷を入れて、

 次に焼酎を適量、最後に水をいれて、マドラーなどで

 かき混ぜる。と言う水割りを連想されると思います。

 

 勿論、ミネラルウォーターや氷もミネラルウォーターで

 作った氷を用いればより美味しく水割りを楽しめるのは

 言うまでもありません。


 水割りがお好きな方でも、今までとちょっと違った水割り

 を試してみるのはいかがでしょうか。


 それが『常温水割り』です。

 作りかたはいたって簡単です。

 ①グラスに常温の焼酎を適量いれます。

 ②次に常温のミネラルウォーターをいれます。

 ③かき混ぜて出来上がりです。


 もともとこの飲み方は、かの有名なグルメ漫画

 『美味しんぼ』で取り上げられた飲み方です。

 漫画の中の表現を引用すると、この『常温水割り』は

 「味と香りが活性化して見頃の桜の花のように開くと感じた」

 とのことです。

 実際作ってみると、中々いける味です。

     


Posted by YASU at 22:12Comments(4)

2008年01月26日

焼酎の飲み方色々

 焼酎だけに限らず、色々な飲み方(割り方)

 があり、好き好きだと思います。

 また、焼酎に限って言えば、

 ストレート

 ロック

 水割り

 お湯割り

 燗

 と5つものバリエーションが楽しめますし

 中には銘柄によって飲み方を変える通

 な方もいらっしゃいます。

 
 今日はこの時期にぴったりのお湯割り

 にスポットをあてたいと思います。


 普通、ウイスキーなどのお湯割りを作る

 時は、グラスにウイスキーを入れてから

 お湯を入れる方が多いと思います。

 焼酎のお湯割りを作る時は今度は逆に

 して作ってみてください。

 諸説あるようですが、先に焼酎を入れて

 おいてからお湯を入れると、香気が飛び

 安くなるんだとか。


 また、お湯割りの作り方として、鹿児島

 では古くから用いられてきた方法が

 『黒千代香』(くろぢょか)を使う方法です。

 

 予め黒千代香に、お好みの配合で水と

 焼酎を入れておきます。本当は3日ほど

 そのまま寝かせるのが良いようですが、

 そのまま火にかけて、お好みの温度で

 召し上がります。

 このとき決して沸騰させてはいけません。

 香気もアルコールも飛んでしまいます。


 明日はロックと水割りにスポットをあてたい

 と思います。

    


Posted by YASU at 19:10Comments(0)

2008年01月25日

今日は百年の孤独のお話

 宮崎県にある黒木本店で作られる『百年の孤独』は同社の

 代表的焼酎「中々」を樫樽で長期間貯蔵熟成したものです。

 皇太子様がまだ独身だった頃、宮崎を訪問され、ご購入され

 たのが『百年の孤独』だそうです。

 ある時新聞記者が、世の中の男性は結婚すると晩酌をする

 習慣がありますが、殿下はどうされますかと、尋ねられた際、

 「時々宮崎で買った焼酎の百年の孤独を飲んでいます」と答

 えられ、大人気になったとか。


 麦焼酎独特の琥珀色は、40度という高いアルコール度数と

 あいまって、まるでウイスキーかブランデーのようです。

 

 
 『百年の孤独』という名前も、ノーベル賞作家である

 ガブリエル・ガルシア=マルケスの代表作で、ベストセラー

 にもなった「百年の孤独」からきています。


 プレミア焼酎の中では比較的手に入りやすい焼酎ですが、

 麦焼酎の中では王様だと私は思います。

   


Posted by YASU at 21:57Comments(2)

2008年01月24日

今日は黒霧島のお話

 『黒霧島』はその名前に由来が隠されています。

 

 南九州産の新鮮なサツマイモと名水「霧島裂罅水」を用い、

 黒麹で仕込んで出来上がります。

 その飲み口は、トロリとした甘み、キリッとした後味の良さ、

 香りに癖がないので非常に飲みやすい焼酎です。


 『黒霧島』を製造している、霧島酒造株式会社にはあと二つ

 芋焼酎があります。

 一つはスタンダードモデル『霧島』

 

 こちらは、芋焼酎に最適なサツマイモ『黄金千貫』と、霧島山麓

 の地下から湧きだす天然水「霧島裂罅水」で仕込んだ本格芋焼酎です。


 もう一つは限定品の『赤霧島』

 

 こちらは、幻の紫芋『山川紫』から品種改良されて出来上がった

 『紫優』(ムラサキマサリ)を原料に作られた芋焼酎です。

 限定品ですから、手に入りにくいプレミア焼酎の一つです。

 

 明日は、麦焼酎の王様『百年の孤独』について書きます。

 
 ↑ベンチャー企業のマネージャーさんに教えてもらって付けました。

 
  


Posted by YASU at 22:28Comments(2)

2008年01月23日

今日は青一髪のお話

 昨日の記事にコメントをいただいた『しましま&ルーコ瀧』さんから

 のコメントの中にある『青一髪』について書きます。


 『青一髪』は長崎県にある久保酒造場の作る麦焼酎です。

 この久保酒造場は、明治40年創業の老舗です。


 個性的な芋焼酎の味と錯覚をおこす様な濃厚な味と香りですが

 麦麹と大麦を使い3年熟成した本格麦焼酎です。

 

 写真は一升瓶ですが、四合瓶は綺麗な青い瓶です。


 『青一髪』という名前もその由来とラベルを見れば納得します。


 江戸後期の儒学者にして詩人である頼山陽の作に「泊天草洋」

 という題の漢詩があります。

 『雲耶山耶呉耶越   
 水天髣髴青一髪・・・』


 『遥かに見えるのは、雲か山かまた大陸の呉や越か。
  空と水の間は茫洋として青い一筋の髪のようだ。・・・』


 つまり、青一髪とは頼山陽的表現で「水平線」のことなんです。

 ラベルを見てもらえば一目瞭然ですね。


 このように、名前でロマンを感じられるのも、酒飲みの楽しみ

 のひとつではないでしょうか。


 明日は、上豊田の侍さんが愛飲されている『黒霧島』を

 書きたいと思います。




 
   


Posted by YASU at 23:50Comments(2)

2008年01月22日

はじめまして!

 初投稿です。

 焼酎に限らず色々なお酒の事、などを書いていけたらと思います。

 
 それでは、第一回目は私の大好きな焼酎 

 元老院について書きます。

 

 この元老院は聞きなれない方もいるかと思いますが、同じ酒蔵には

 超有名な“魔王”の酒蔵である、白玉醸造の本格焼酎です。

 
 芋焼酎である魔王に対して、元老院は芋焼酎と麦焼酎のイイトコ取り

 したブレンド焼酎です。

 淡い琥珀色をした元老院は、芋焼酎のコクと麦焼酎のまろやかさを

 兼ね備えた極上の一品だと私は思います。


 元老院と言う名も、酒蔵から特別な待遇を受けた証として名付けられ

 ました。

 
 私とこの焼酎との出会いは、数年前にさかのぼります。

 当時お世話になった方へ、魔王をプレゼントしようと注文した際に、

 酒屋の抱き合わせ販売でセットで購入した時のセット品が、この

 元老院でした。

 魔王は贈り物として使いましたが、残った元老院を仕方なく飲んだ

 ところ、魔王よりも深い味わいに一目惚れ(一飲惚れ)して、常時

 自宅にストックするようになりました。

 魔王人気とともに、入手しづらくなってきましたが、一度は飲んで

 見てください。プレミア焼酎に負けない味と出会えます。  


Posted by YASU at 22:27Comments(8)