2008年02月18日

醸造酒と蒸留酒

 アルコールには2種類しかありません!

 と言うと、「知っとるわー!メチルとエチルやろー」と

 漫才のようなつっこみを入れられたことが本当にあるの

 ですが、今日は大真面目な『醸造酒と蒸留酒』のお話です。


 アルコールの種類には

 ビール
 ウイスキー(バーボン)
 ブランデー(コニャック)
 ワイン
 日本酒
 焼酎
 ウォッカ
 などなどがありますが、これらは醸造酒と蒸留酒に分けることが

 できます。

 
 醸造酒は原料を酵母によりアルコール発酵させて作られた酒で、

 蒸留などの作業を経ずに、基本的にアルコール発酵させたままの

 状態で飲まれるものをいいます。ビール、日本酒、ワインなどが

 醸造酒にあたります。


 蒸留酒は醸造酒を蒸留して作られた酒で、一般にアルコール度数

 が高いのが特徴です。蒸留とは、酒はアルコールと水を主とする

 その他の成分が混合した状態にります。アルコールの沸点は

 約78.325℃、水の沸点は約100℃であるため、酒を加熱すると

 アルコールの方が蒸発しやすく、この蒸気を集めて液体に戻すと、

 元の酒よりもアルコール度数の高い酒を作り出すことが出来ます。

 この度数の高い酒が蒸留酒です。これをそのまま、または、樽などで

 熟成させたのち飲むと言うわけです。ウイスキー、ブランデー、

 焼酎、ウォッカなどが蒸留酒にあたります。


 ここで例をあげると、日本酒の13~15度に対し米焼酎は25~40度

 というように、同じ米という原料を使っていても、アルコール度数は

 蒸留酒のほうが高くなっています。


 また、蒸留酒は熟成させる期間によっても、いわゆる『天使の取り分』

 (樽内で自然蒸発する量)で若干度数が高くなります。

 世界一アルコール度数の高いポーランド産のウォッカ『スピリタス』は

 実に70数回の蒸留を経て、96度というアルコール度数を誇っています。
 醸造酒と蒸留酒

 
 醸造酒と蒸留酒のどちらが体に良いのかと言われても、食品成分表を

 見比べても、醸造酒はアルコール度数が低い分カロリーも低いのですが、

 糖質が残っていますし、蒸留酒は糖質は残っていませんがアルコール

 度数が高い分カロリーも高いので、よりどちらが良いかは一概には言え

 ません。但し、糖尿病など糖質の制限が有る方には、蒸留酒のほうが

 良いように思います。

 どちらにせよ、自分の好きな酒を適量飲むのが体には良いと思います。
 醸造酒と蒸留酒




Posted by YASU at 18:11│Comments(2)
この記事へのコメント
>今日は大真面目な『醸造酒と蒸留酒』のお話です。

私は年間を通じて醸造酒でほぼ100%でーす
しかも日本酒オンリー
同じアルコールということで、これからも寄稿させていただきたいと思いま~す
Posted by 和ちゃん at 2008年02月18日 19:11
和ちゃん さんへ

ありがとうございます。
これからよろしくお願いいたします。
Posted by YASUYASU at 2008年02月19日 09:45
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醸造酒と蒸留酒
    コメント(2)