今日は青一髪のお話

YASU

2008年01月23日 23:50

 昨日の記事にコメントをいただいた『しましま&ルーコ瀧』さんから

 のコメントの中にある『青一髪』について書きます。


 『青一髪』は長崎県にある久保酒造場の作る麦焼酎です。

 この久保酒造場は、明治40年創業の老舗です。


 個性的な芋焼酎の味と錯覚をおこす様な濃厚な味と香りですが

 麦麹と大麦を使い3年熟成した本格麦焼酎です。

 

 写真は一升瓶ですが、四合瓶は綺麗な青い瓶です。


 『青一髪』という名前もその由来とラベルを見れば納得します。


 江戸後期の儒学者にして詩人である頼山陽の作に「泊天草洋」

 という題の漢詩があります。

 『雲耶山耶呉耶越   
 水天髣髴青一髪・・・』


 『遥かに見えるのは、雲か山かまた大陸の呉や越か。
  空と水の間は茫洋として青い一筋の髪のようだ。・・・』


 つまり、青一髪とは頼山陽的表現で「水平線」のことなんです。

 ラベルを見てもらえば一目瞭然ですね。


 このように、名前でロマンを感じられるのも、酒飲みの楽しみ

 のひとつではないでしょうか。


 明日は、上豊田の侍さんが愛飲されている『黒霧島』を

 書きたいと思います。