今日は青一髪のお話
昨日の記事にコメントをいただいた『しましま&ルーコ瀧』さんから
のコメントの中にある『青一髪』について書きます。
『青一髪』は長崎県にある久保酒造場の作る麦焼酎です。
この久保酒造場は、明治40年創業の老舗です。
個性的な芋焼酎の味と錯覚をおこす様な濃厚な味と香りですが
麦麹と大麦を使い3年熟成した本格麦焼酎です。
写真は一升瓶ですが、四合瓶は綺麗な青い瓶です。
『青一髪』という名前もその由来とラベルを見れば納得します。
江戸後期の儒学者にして詩人である頼山陽の作に「泊天草洋」
という題の漢詩があります。
『雲耶山耶呉耶越
水天髣髴青一髪・・・』
『遥かに見えるのは、雲か山かまた大陸の呉や越か。
空と水の間は茫洋として青い一筋の髪のようだ。・・・』
つまり、青一髪とは頼山陽的表現で「水平線」のことなんです。
ラベルを見てもらえば一目瞭然ですね。
このように、名前でロマンを感じられるのも、酒飲みの楽しみ
のひとつではないでしょうか。
明日は、上豊田の侍さんが愛飲されている『黒霧島』を
書きたいと思います。